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2024.03.15 業務実績お知らせ

企業研修会を実施してきました!

皆さん、初めまして。

救急救命士の市成です。

 

先日、応急手当についての企業研修に行ってきたので、その様子をご紹介したいと思います。

今回は、日頃バイクや自転車のイベント企画運営をしている企業の方々です。

 

自転車やバイクは、車と違ってちょっとした転倒や接触でも大事故につながる事があります。

この様なイベントに医療従事者が配置されていたとしても、事故現場の目の前居合わせられることは少ないんです。

 

なので、もし事故が発生した時に最も大切なことは、どのような立場や人であっても、その場に居合わせた人(バイスタンダーと呼びます)の方々による、的確な状態の把握と応急手当・救急隊への通報、医療従事者が配置されていればそこへの連絡が出来るかどうかなんです。

 

この様なことから、今回の研修のテーマは自分自身がその場に居合わせた時に、「何をするのか?」を自転車やバイクイベントの特性を盛り込みつつ、理解してもらうための内容で開催しました。

 

応急手当の原則や座学、実技を実施しながら。実技の中には、ヘルメットの脱がせ方などの特別な技術を必要とする主義の体験もやってもらいました。意識を失っている人や、頭部や頸部損傷を疑われる傷病者のヘルメットの脱がせ方は本当に難しいもので、参加された皆さんも四苦八苦されている様子でした。

 

 

座学や実技の研修以外で、実は熱い時間となったのが質疑応答の時間でした。様々なシチュエーションを想定した質問が飛び交い、自分たちがイベントの安全を守るんだ!という熱意がすごく伝わってきたのを今でも覚えています。

 

応急手当の原則は、特別なことをする事ではなく「その場の現状維持・状態を悪化させない事」なんです。救命率を上げるためには、冒頭でもお伝えした通りで、その場に居合わせたバイスタンダーとなった方が「的確な応急手当が出来るのか?」が大きなカギです。

 

これからも、たくさんの方々に応急手当の大切さはもちろん、その場所に合わせた内容を考え、より多くの方々にお伝えしていければと真剣に考えています!

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