2020.04.25 業務実績
ラフウォータースイムイン・大磯照ヶ崎
RAUGH WATER SWIM JAPAN SERIES
ラフウォータースイムイン・大磯照ヶ崎
【業務実績】
2015年第1回大会~2019年第5回大会 計5開催を担当
【事業概要】
神奈川県鎌倉市でクラブハウスを運営するOSJ(Outdoor Sports Japan)が主管で行われるオープンウォータースイムレースのシリーズ戦で、鎌倉、大磯で開催される。
【参加者数】
約400名(エントリー実績)
【主催者】
ラフウォータースイムイン・大磯照ヶ崎実行委員会
【事務局】
OSJ
【開催日時】
6月29日(2019年開催実績)
【開催場所】
(会場)大磯照ヶ崎海岸
ピースフルの業務範囲
○監視・レスキュー体制構築に伴うコーディネート業務
・監視・レスキュー体制の設計提案
・器材・備品配備計画の提案
・監視・レスキューマニュアル作成補助
○物品・資機材提供
水上バイクおよび救助資機材、レスキューボード、レスキューチューブ等レスキュー
資器材、およびAED等救護物品の提供・管理
○有資格者の派遣
・日本ライフセービング協会の救助資格所有者を派遣
・救急救命士、看護師等の有資格者を救護スタッフとして派遣
○救助・レスキュー体制の管理業務
・救助体制本部情報統括
・コース上(海上)の人員、物品、情報の管理
・有事の通信・情報担当
・公的機関、他セクションスタッフとの連携
RAUGH WATER SWIM JAPAN SERIES
ラフウォータースイムイン・大磯照ヶ崎
本イベントは、名称の通り、荒れた海を泳ぐオープンウォータースイム(以下、OWS)です。
3kmの部、1.5kmの部、800mの部、リレーの部が設定され、大磯大会は2015年からの開催ですが、鎌倉など他の地域では10年以上前からシリーズイベントとして行われてきました。
OWSは、海や湖などのプール以外の場所で行われる長距離の水泳競技で、天候(水温・気温・風向・潮流等)、海象(潮流や波)、海洋生物との接触(クラゲ等)などがあり、競泳とはまた違ったスキルが求められます。
トライアスロン競技の第1種目でもあることから、トライアスリートの大会参加も多くみられます。
また、選手同士の接触や、普段着慣れないウェットスーツを着用しての参加になることなども要因になり、溺水等の危険性がプール競技よりも大変高くなります。
毎年、OWSの大会やトライアスロン競技のOWS中に事故が多く発生していることから、監視・レスキュー体制を整備することは必須です。
監視・レスキュー体制は、コース上(海上)約50m~100mごとにレスキューボードにのったライフセーバーを配置します。
ライフセーバーは無線を所持し、お互いにコミュニケーションをとりながら助けを求めている選手や溺れそうな選手を見逃さないように監視します。救助した場合には、波打ち際に移送するか、水上バイクに引き継ぎます。
ビーチには救護テントを設け、救急救命士を配置しており、救助された傷病者は救護スタッフに引き継がれ、必要な応急処置が行われ、救急車要請の判断などが行われます。
弊社では、地元の大磯ライフセービングクラブとの連携がとれており、夏季の海水浴場パトロール活動を行っているメンバーの多くが本イベントの監視にも参加しています。
OWSの監視・レスキュー体制の肝は、まさに未然事故防止です。溺れてしまう前に様子のおかしい選手には声をかけ安全確保することが重要です。
本大会は、過去5大会1度も溺水事故はなく、救急車要請をするような事案も1件も発生していません。大磯の荒れた海で行われるイベントが、他のOWS大会よりも安全に運営できていることは、誇れる実績だと思っています。